シフォンケーキの中でもチョコシフォンは特に難易度が上がりますよね。作り方通りに作っても高さが出なかったりしませんか?チョコチップを入れたらそこに沈んで型から取れなくなくなったり・・・そんな方にちょっとしたコツをご紹介します。
チョコシフォンの高さが出ない原因は油分だった
もともとチョコシフォンって他のシフォンケーキより難しいと言われています。その理由としては油分なんです。油分が多く、重たいチョコやココアはメレンゲをつぶしてしまうという性質があります。そんなチョコの性質を理解できればどうすればいいかわかりますよね。以前もお話ししましたが、そうメレンゲをいつも以上にたてることがポイントとなります。でもどれくらい??って思いますよね。メレンゲをたてボウルをひっくり返しても落ちないくらいと以前はご紹介しましたが、これだとメレンゲの角が少しお辞儀するくらいでも、ピンと立った状態でも落ちてこないのです。チョコシフォンのメレンゲはピンと角が立つより固めのカッチカチにすると高さのあるチョコシフォンが作れます。カッチカチって・・・メレンゲの角がぴんと立ったらもう少しハンドミキサーで泡立ててください。ハンドミキサーを止め、グルグルとメレンゲを混ぜ持ち上げると角がピーンではなく、ピンっっ!!!と短い角ができる状態が目安です。この状態になったら、低速でキメを整えてくださいね。また、型に生地を入れた後、竹串でクルクルと生地を混ぜます。そのあと型をトントンとはしない方がいいです。高さの出にくいチョコ系はトントンの衝撃でも気泡が潰れてしまいます。
チョコチップを加えたい方にお伝えしたいのは焼き菓子用のチョコチップを使用してくださいね
ちょっとお高めなんですが、普通のチョコチップでは完全に重すぎて沈んでしまいます。実証済みでございますよ~

普通のチョコチップを入れちゃうとそこに溜まってしまい、型から外した時悲しいことになるので焼き菓子用のチョコチップちゃんと使用してくださいね~
チョコクリームのコツは泡立てすぎない
チョコクリームを作る際にまずは生クリームを鍋で温めます。沸騰直前になったらチョコに半分入れ、1分ほど放置。そして真ん中からゆっくりと混ぜ、全体が混ざったら残りの生クリームを入れ、また真ん中から混ぜていきます。
このあと氷水にあてながらチョコクリームを泡立てていくのですが、ここがポイントで少し緩いなというところで止めること。ここでしっかり立ててしまうと、デコレーションをするときに塗りにくくなります。チョコかどんどん冷えて、どんどん固くなってしまうのです。そうするときれいに塗ることができなくなってしまいます。ナッペが素早くきれいにできる方はいいのですが、慣れていないと時間の経過とともにチョコクリームが硬くなってしまうのです。
ダブルチョコシフォン、チョコクリームを上手に仕上げるコツ
チョコシフォンはメレンゲをピンと短い角が立つまで泡立てる。
型に入れた後は竹串でグルグルのみ行い、トントンはしない。
チョコクリームはちょっと緩いなというところでハンドミキサーを止める
チョコシフォンやチョコクリームは子供たちにも大人気なので、挑戦してみてくださいね

