お菓子作りに欠かせない砂糖。実は砂糖を変えるだけで同じ配合でも出来に違いが出るんですよ。日本では砂糖といえば上白糖を思い浮かべますよね。実は海外には上白糖というものはなく、砂糖といえばグラニュー糖なのです。なぜ、上白糖は日本だけなのか気になりますよね。それは日本の気候が関係しているという説があります。湿気の多い日本において、湿気により砂糖が固まってしまうことを防ぐために上白糖ができたといわれています。さらに和食には醤油を使いますよね。醤油との相性がいいとの理由も日本では上白糖がポピュラーとなっているんですよ~(諸説あるみたいですが・・・)
上白糖もグラニュー糖も原材料は同じなんですが、簡単に言えば、転化糖を加えてしっとりさせたのが上白糖ということなんです。
和食には上白糖が向いているのはわかったけど、お菓子には?と思いましたよね。お菓子にはグラニュー糖を使うことが多いですが、スーパーで購入できるグラニュー糖ってわけじゃないんです。では私がお菓子作りでよく使用する、グラニュー糖、粉糖、きび砂糖についてご紹介します。
2.粉糖、なかない粉糖
3.きび砂糖
4.まとめ
お菓子のレシピでグラニュー糖を書かれているものは、スーパーで買えるグラニュー糖ではなくもっと粒の小さい極微粒グラニュー糖、もしくは細目グラニュー糖のことなんです。
粒が小さいため溶けやすいという特徴があります。またくせのない甘さでさっぱりさせたいお菓子に最適です。
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粉糖はグラニュー糖をさらに細かくしたものになり、グラニュー糖よりもさらに溶けやすい特徴があります。サクサクにしたい時やアイシングなどに使用します。
なかない粉糖とはケーキなどにかかっている白い粉のこと。普通の粉糖だと溶けてなくなってしまうため、デコレーション用の粉糖を使用してくださいね。
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きび砂糖はコクがあり、煮物などにも最適なんですが実はお菓子作りにも最適なんですよ。こちらはスーパーで購入できます。卵などの臭み消しに最適です。甘さが控えめなので、バナナシフォンや苺シフォンなどの素材の味を引き立てるのに向いています。
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基本的にはお菓子作りにはグラニュー糖が多いのですが、粉糖やきび砂糖と使うことで食感や味、焼き色にも違いが出てくるため使い分けてみるのもいいと思います。前半でお話しした上白糖でもお菓子作りはできますがどちらかというとしっとりさせたい時に使用することをお勧めします。ただ、上白糖は焦げやすいので注意が必要ですよ。